平成1219日発行

Slope (つばめ会会報)第8号    発行責任者:高橋 秀行

編集責任者:奥田 健史

 

会費の名称について

今まで未定だった会報の名称をつばめ会MLで募集しました。候補として「ジェットストリームアタック」、「Slope」、「つばめ風」が挙げられ、次の通り決定しました(命名者は編集者自身ですが…)。

 

名称:Slope(命名者:奥田健史(16期))
選定理由:
Slope(スロープ)は東工大生の憩いの場。OLTの学内練習の発着場でもあります。つば

     め会もSlopeのように様々な出会いと思い出を生んでいく舞台となることを願って、会報

の名称としました。

 

第4回つばめ会総会のお知らせ

今年も下記のとおり、つばめ会総会を開催いたします。みなさま、ぜひ御出席ください。また、総会終了後、ささやかながら懇親会を開きたいと思います。こちらの方にもどうぞ気軽にお越しください。 ●総会  日時:平成121021()17:0018:00

場所:東京工業大学大岡山キャンパスW332教室

主要議題:会計報告など

●懇親会 日時:平成121021()18:30ごろ~

集合場所時間:大岡山キャンパス正門前に18:15

                            (総会終了後、みんなでお店に移動します。)

※同封のハガキで出欠をご連絡下さい(〆切10/15)

※懇親会会場へ直接向かわれる方は申し訳ありませんが、

事前に浅野または萩谷まで直接お問い合せください。

 

第3回総会報告

日時           平成11116日(土)17151800

場所           東工大大岡山キャンパスW332講義室

1.開会の挨拶(羽根)

2.今年度の活動概況(浅野)

                   会報第7号発行、つばめ会合宿実施、インカレ、ショートインカレ広告

3.会計報告(長坂)

前年度繰越 62548円  今年度利益 49966円  来年度繰越 112514円

(寸評)詳細は会計から。ほぼ一年分の収入分を突破し余裕を持って運営可能に。

よって去年のようにインカレ広告費の一部を寄付でまかなうことなく、全額ここから支出可能に。

4.幹事会メンバー紹介(新旧挨拶)

5.その他

●インカレ広告:インカレ広告1ページ、ショートインカレ広告1/2ページ

●会報:年一回総会前をめどに送付。電子メールで送付とこれまで通りの郵送のどちらかの選択制へ。

●つばめ会合宿:来年5月連休辺り八ヶ岳周辺で開催予定(15期中心)。

6.質疑応答

●会費について:今年度会費1500円払ってもらった学生会員は3人。学生のつばめ会に対する認知度が低いため。よって広く今後広報活動広げている過程で「お試し期間」的意味合いで学生会員からは無料とするという案も出てくる。勿論これまで通り会報は送付。

●湘南支部の活動状況の紹介

●会員:現在181名

7.閉会の挨拶

つばめ会合宿2000


合宿幹事 西尾 文孝(15期)

5月5日(金)、6日(土)の2日間、八ヶ岳のふもと小淵沢を舞台にして行われた「つばめ会合宿2000」ですが、好天に恵まれ無事終了いたしました。

●1日目:お遊びOL

・ルール

地図上にはポスト位置が10箇所記されており、スコアOLのように時間内に自由にテレイン内を回ります。ポストに到達すると得点がもらえます。得点はシールに書いてある1から10の数字で表されます。競技者が到達した順に得点が10点から1点ずつ低くなるため、11人目以降の到達者は得点できなくなります。順位は得点の多い順となります。また終了時刻に遅刻した場合、遅刻時間に比例し減点されます。ただし、テレイン内には金子と長坂が巡回しており、競技者は彼らと遭遇し、じゃんけん等の勝負をした勝敗により、地図に記されていないポスト位置を知ることができます。

・結果

木原が70点を取り優勝しました。また平松氏は、減点がなければ92点得点しダントツのトップでしたが、13分も遅刻したことにより優勝を逃しました。

・その他

西尾がシールを取る順番を間違えてしまい大混乱を引き起こしてしまいましたが、なんとか集計がまとまり本当にホッとしています。

●親睦会

夕食後、恒例の親睦会を行いました。お遊びOLの結果発表や参加者の自己紹介等で大いに盛り上がりました。数名が明け方まで飲み続けていたらしいです。大変お疲れ様でした。

●2日目:期別対抗リレー(3人リレー)

・結果

1人で3周した11期の川合氏が2位の16期に約13分差をつけ、またEASY、NORMAL、ACEの全コースで1位をとる快挙で、完全優勝しました。ロシアからの帰国後、体調を崩したらしいのですが、それはウソのようでした。おめでとうございました。

●運営者としての感想

・全般

両日ともに好天に恵まれ、快適にオリエンテーリングを楽しめたと思います。また会場として長坂の別荘を使わせてもらうことができ、とても快適でまた運営費を安くできました。感謝しております。

・参加者

今回はつばめ会会員以外の方々にも参加していただき、これまでとはひと味違う雰囲気で盛り上がり良かったと思います。今後もつばめ会員を中心としつつもそれ以外の方の参加を受け入れても良いのではないかと思います。つばめ会会員については毎年参加するメンバーが固定化されつつあるのがやや問題であると思います。

・競技

お遊びOLでは、体力によらず勝つチャンスがある、というコンセプトが競技結果にも反映され、うまくいったと思います。また期別対抗リレーでは、Aceクラスでは肯定的な意見として「オリエンぽい感じがした」との声も聞かれ、良いコースだったと思います。

・運営者

15期が大勢運営に参加してくれたために、幹事として非常に楽でした。助かりました。

●次回合宿の運営者

次回合宿の運営は、16期となりました。頑張って下さい。

参加した皆様、お疲れ様でした。

期別成績表

 

 

 

順位

タイム

 

1走

2走

3走

 

11期

走者

川合

川合

川合

1

 

クラス

Easy

Ace

Normal

 

94:14

タイム

15:13

48:32

30:29

 

16期

走者

奥田

和田

奥田

2

 

クラス

Normal

Ace

Easy

 

107:30

タイム

32:53

57:02

17:35

 

12期

走者

村田

浅野

渡辺

3

 

クラス

Easy

Normal

Ace

 

110:47

タイム

20:01

37:20

53:26

 

15期A

走者

斎藤

西尾

平山

4

 

クラス

Ace

Easy

Normal

 

113:18

タイム

55:06

18:46

39:26

 

14期

走者

平松

平松

平松

5

 

クラス

Normal

Ace

Easy

 

132:47

タイム

41:55

66:22

24:30

 

13期

走者

中川

佐々木

中川

6

 

クラス

Easy

Ace

Normal

 

133:08

タイム

21:32

62:25

49:11

 

15期B

走者

長坂

木原

7

 

クラス

Ace

Easy

Normal

 

149:18

タイム

60:35

28:31

60:12

12回東工大OLT杯

実行委員長 円井 基史(19期)

 

開催日時 2000年7月2日(日)

テライン 「乙女道路」

会館 二の岡コミュニティーセンター

実行委員長  円井基史

コースプランナー  萩谷太郎

コントローラー  円井基史

広報  小畑貴之

会計  町田力

渉外  萩谷太郎

備品  千蔵真言

宿  粕谷泉

作図・印刷  萩谷太郎

冊子  斎藤勝晶

集計ソフト  斎藤勝晶

プログラム・成績表  小畑貴之

●当日運営

会場運営:円井基史

受付:町田力、円井基史

印刷:萩谷太郎

スタート:千蔵真言、山田俊介

給水:崎山徹三

ゴール:粕谷泉、小畑貴之、萩谷太郎、山田俊介

計算センター:斎藤勝晶、小畑貴之、円井基史

ペナチェック:町田力

輸送:斎藤勝晶

●コンセプト

なぜ東工大は入賞できないのか、そこから話は始まる。昨年東大の会内杯の話を聞いた。八ヶ岳で12kmらしい。1年生も走るらしい。早い時期からタフなコースを走らせることにより、2年生のプレセレ通過人数が増えるのではないだろうか。東大は例年2年生がプレセレを数人通過し、本セレも1、2人通る。東工大はプレセレを1人通過すれば良い方だ。結論として東工大OLTは「ぬるい」としか言いようがないのである。

東工大は毎年入賞レベルまで行くが、後1歩でメダルに届かない。ここ数年ずっとである。つまり入賞するなら、例年通りではだめなのだ。根本的に体制を変えなければならない。これが僕の持論である。この持論に基づく変革の第一歩がこのOLT杯である。

萩谷に頼んだコースは「タフでテクニカルなコース」。例年のようなWinningが60分のコースではなく、7080分のコースを頼んだ。本セレやインカレクラシックで東工大トップが90100分なのを考えると、それでもまだ短いのである。

●反省

Aクラスを出走した学生からゴール後かなりの不評の声が届いた。当日の暑さも加わり、かなりタフなレースになったからだ。Winningも96分と、設定を大幅に越えてしまった。その点に関しては申し分けなく思う。ただ完走率の低さから、やはりOLTの課題が浮き彫りとなった。またAクラスとBクラスで、難易度に大きな隔たりができてしまった。Winning設定、難易度設定は非常に難しいものと認識した。運営側は、常に最悪のコンディション(今回の場合は猛暑)を考慮しておくことが必要であろう。その他には、スタート・ゴールでの給水の必要性、テープ誘導の不備などがあった。

しかし全体的には、早くからメールや学食での話し合いが頻繁に行われ、それがうまく機能したと思う。テライン選考はインカレ前から始まっていたし、下見も5月と早く、コースは萩谷が練りに練ってくれたし、斎藤は集計ソフトを改良してくれた。不成立もなく無事終了してほっとしている。

来年は気軽に遊びにいきたいと思う。ただし学生にはまだまだ負ける気はない。

最後に地図を作り販売してくださった早大OCの皆様、集計ソフトをくださった榎本保史氏に深く御礼申し上げます。

 そして一緒に運営してくれた19期のみんな、ありがとう。

●上位成績

TA(つばめ杯クラス)7200m up550m

優勝 松澤 俊行   コーチ  1:13:54

2位 川合 勝久   11期    1:43:35

3位 和田 雄一郎  16     2:15:37

MA(OLT杯クラス) 7200m up550m

優勝 蔵田 真彦   2年    1:36:20

2位 山根 洋之   3年    2:04:20

3位 倉澤 勝美    4年     2:10:05

WA(飯村杯クラス)

優勝 松澤 理子    3年     1:17:33

MB

優勝 浅野 剛司    3年     0:55:55

2位 氏原 直人    2年     0:57:32

3位 仁多見 剛    4年     1:04:54

MF(新人クラス)

優勝 田中 淳一    1年     0:46:01

2位 加藤 裕明    3年     0:54:57

3位 和久井 俊一  1年     1:00:42


インカレ広告

當銘 直告(18期)

 

例年、つばめ会はインカレプログラムに、OLTの応援広告を掲載しており、今年は私が担当する事になりました。OLTの現役生だった頃は、その応援広告、特にOB・OGからの応援メッセージをありがたく思っていましたし、つばめ会の応援広告として一番ふさわしい内容だと考え、今年もメッセージを集めて応援広告を作ることにしました。

応援広告のデザインは、この応援メッセージと、前年度と同様に、個人戦選手権クラスに出場する選手名を大きく載せるというレイアウトにしました。しかし、この広告の原稿をインカレ実行委員会に提出したあとに、本セレでボーダー近くだった倉澤君の選手権出場が決まったので、この応援広告に名前を入れることができませんでした。広告の締め切りも、本セレの日のあとだったので、出場する選手名を入れたいので、とお願いして締め切り後に提出したものでした。

こういう経緯があったので、次回以降の応援広告を作るときには、選手権に出場する選手名を入れるのは、続けなくてもよいかもしれません。それに応援広告や応援メッセージは、選手権出場選手だけでなく、インカレに参加するOLT部員全員への応援だと思いますので。

最終的な広告の完成、印刷は、同じ18期の永井君にお願いしました。彼の親が広告などの印刷関係の会社をやっていて、本人もそういった知識を持っているとのことなので、彼に助けてもらいました。応援広告に載せる文章と、おおまかなレイアウトを伝えて、それを彼が、バックの林の写真や枠をつけたりして、綺麗に整えて印刷してくれました。

このようにして、今回の応援広告は完成したのでした。最後に、応援メッセージを寄せていただいた皆さん、手伝ってくれた永井君、ありがとうございました。

 

日光インカレ

東工大、惜しくも7位

 22回日本学生オリエンテーリング選手権大会(日光インカレ)が平成12年3月10日~12日に栃木県今市市・日光市で行われました。つばめ会は東京工業大学の選手の健闘を祈り、大会プログラムに応援広告(1ページ)を掲載しました(當銘直告氏(18期)の文章をご参照)。

 結果ですが、リレー(団体戦)男子選手権クラス(ME)では惜しくも7位となり、目標の入賞(6位)まであと一歩でした。また、クラシック(個人戦)や一般クラスでも健闘しました。

なお、リレーME1走の川俣智選手(20期)に感想を書いて頂きましたので、掲載いたします。

 

●主な成績

クラシック(個人戦)                                                           リレー(団体戦)

ME(男子選手権)                      MF2(新人)                      ME(男子選手権)        7位 東京工業大学

13位 円井基史(4)                       3位 蔵田真彦(1) (川俣智(3)-円井基史(4)-倉澤勝美(3)-山根洋之(2)

53位 山根洋之(2)                             MB                                                      XU(男女混合)   3位 東京工業大学XA

61位 倉澤勝美(3)                        2位 町田力(4) (金田岳志(2)-松澤理子(2)-仁多見剛(3)


日光インカレの感想

川俣 智(4年)

●はじめに

様々な紆余曲折がありましたが、今回(とは、いってももう半年前ですね)のインカレのリレーで一走を走りました。クラシックで選手権を走っていない私に原稿の依頼が来たという事は、リレーについてという事だろう、という勝手な推測のもとで、紙面の許す範囲でですが、日光インカレについて書きたいと思います。

●クラシック

様々な事情があって、実は万全な状態で臨んだわけではないのですが、MAクラスで8位で、部内のMAでは一番いいタイム&順位という事で、自己満足はしました。メダル取った人がいて、自分がリレー選手権走るのも???だったので。

●リレー

万全な状態で臨めないなりに自分のベストを尽くそうとは思いました。一走スタート時はスタート枠のすぐ側にOLTが陣取っていて、応援がものすごかったです。去年蒔いた種が少しずつ(山口では私が応援を仕切った)ではあるけれども成長しつつあり、数年のうちにでもOLT独特の応援の形を見つけて欲しい、などと思いました。話がそれましたが、レースの内容について簡単に書きたいと思います。第二中間まではトップと5分差ぐらいの7(6位かも)を走っていたようです。ずっと千葉、静大、北大、新潟といった入賞争いを演じると予想されていた大学とパックを形成していました。同じような大学として他に慶応もいたのですが、慶応は全く見なかったので先行していたのだと思っていました。

ところが第二中間の後感覚的に2,3分のミスを二つくらいしてしまい、結局トップから13分差の13(?)で、エースである円井さんにつなぎました。

●その後

二走の円井さんが、7人抜きの快走で6位に順位を引き上げ、三走の倉沢君も、周りがエースクラスの中でふんばり6位をキープ。アンカーの山根君にすべてを託しましたが、力及ばずOLTとしては7位という結果に終わりました。

来年は、日光での借りを倍返し(すると多分4位くらい??)していきたいと思います。期待してください。

 最後になりますが、昨年度のコーチの太田さん、平松さん、とうめさん、永井さん、森さん、合宿に来て下さったOBの方、本当にありがとうございました。


 

ジュニア世界選手権

 平成12年7月10日~14日にチェコ共和国で行われたジュニア世界オリエンテーリング選手権大会(JWOC)において、蔵田真彦選手(22期)が男子日本代表として出場しました。つばめ会は蔵田選手へのサポートとして、今年度の会計で遠征援助費用を計上しました。なお、蔵田選手に感想を書いて頂きましたので、掲載いたします。

 


遠征を終えて

            蔵田 真彦(2年)

 僕はこの夏、幸いにもJWOC2000のメンバーに選ばれ、開催国であるチェコをはじめ、フィンランド、スウェーデンと転戦してきました。この遠征では、日本ではできないような、様々な経験をつむことができました。

 まずは、日本のオリエンテーリングとの違いに驚かされました。全体的に白く、のっぺりとしたなだらかな地形のチェコのテラインや、微地形の発達した北欧のテラインでは、コンパスを多用しなくてはならず、より高いナビゲーション能力が要求されます。特にフィンランドでは、加えて、見とおしの悪さや、北緯が高く、笑えるほどコンパスの針が止まらないということで、現在位置ロストを繰り返し、久々に森の中で途方にくれ、ついにはペナッてしまいました。そういうハイレベルなオリエンテーリングはとても刺激的で、自分の中のオリエンテーリングに対する考え方の奥行きが、2倍にも3倍にも広がったような気がします。

 また、JWOCでの各国の選手のオリエンテーリングに対する姿勢が印象的でした。レース前には、各自がまるでコンセントレーションを徐々に高めるかのように黙々とアップに取り組み、静かな、なんともいえない緊張感が漂い、レース後宿舎に戻ると、しっかりと翌日に備えダウンジョグをする。しかし、全競技が終了した最後日の晩のバンケットでは、それまでがウソのように羽目を外して、大騒ぎをするのです。その落差に、それまではオリエンテーリングのことだけに徹していたということがうかがいしれて、そのメリハリに、彼らは本当にアスリートであるなとあらためて感心させられるのです。体力的、技術的なことはもちろんですが、そういったオリエンテーリングへの取り組み方についても考えさせられました。

 そのほかにも、プラハまで荷物が届かず、最初の2,3日を一枚のパンツでしのいだり、バンケットでスペインの選手に妙な酒を勧められたり、オリエン中に、胸の高さまで水につかりながら川を渡ったり、蜂にさされ、救護所で英語で状況を説明してもいまいち通じず、仕方がないからジェスチャーで説明すると、通じると同時にウケを取ってしまったり・・・等々、色々なことがありました。全てが良い経験で、良い思い出です。

 OLTの、来年のJWOC参加有資格者には、JWOCに興味を持ち始めたものが何人かいます。僕の経験を、彼らへのサポートに、また、ひいてはOLT全体の活躍に役立てていけたらと思っています。

 最後になりましたが、皆さんのおかげで充実した日々を送ることができました。本当に、どうもありがとうございました。


 

コーチのご挨拶

 今年度の東工大OLTのコーチに就任された松澤俊行氏にご挨拶を書いて頂きましたので、掲載いたします。松澤氏は1995年に東北大学を卒業されました(つばめ会では「14期」に相当します)。過去の実績は、静岡インカレ個人戦準優勝、1997年度全日本大会3位、1999年度世界選手権日本代表など数多く、今年度も公認作手大会、つくばROC大会で連続優勝するなど、日本最強レベルのオリエンティアとしてご活躍中です。

 


ご挨拶

松澤 俊行(コーチ)

 

 以下に示すものは、つばめ杯前日(7月1日)WING原稿として記した文章です。

 

【ここから】

既に就任から2ヶ月ほどが経過しましたが、改めて挨拶文を記します。

 

就任に当たって、前任者からの引継ぎ資料や、各種記録に触れてみましたが、そこからはクラブ自体がしっかりした基盤を持つことが感じられました。そして実際に2ヶ月間クラブ員たちに接したところ、想像を裏切られることはありませんでした。

もともと部外者でありましたし、平日キャンパスに行き来することもままならない身ですので、システム構築やスケジューリングは現役生とM1コーチ陣に委ねるつもりでした。もちろん立案に対してのアドバイスは適宜していきますが、様子を見る限り安心してお任せできそうです。

私が持ち味を発揮するべき場所は主に実地指導(とその周辺)となるでしょう。ここには、今までの経験に加え「現役競技者感覚」をフルに動員して、それなりのレベルのものを提供する自信があります。

ここで私が今現在「現役競技者」として重視していることを大きく2点挙げておきます。「正置の徹底」と「実戦心理を知ること」です。指導に際してもいきおいこの2点を意識した言動が多くなるはずです。

 

我々の目標の地・愛知のテレインでは、多くの時間、地形の描くラインを辿ることになると思われます。「地図とコンパスの両方を体の正面に構える」という体勢をなるべくほどかないことが肝要です。

リレーについて考えると、パターンの違うコースと交差を繰り返すような設定はしづらく、自ずと、限られたルートの上での収束とアタック時の分散が頻繁に見られるレース展開となることが予想されます。こういった展開は、心理的に大きなストレスがかかりますし、その対処こそが勝負の分かれ目となることでしょう。

書いてしまえば非常に単純なのですが、「単純」と「容易」は別です。

…これ以上突っ込んでいくと、挨拶にとどまらず講座になってしまいそうなので今回はここまでとします。

ともかく、ある目標を達成なり獲得する過程には必ず困難が伴います。私の役目は困難な事柄を出来るだけ噛み砕いて伝え、一人でも多くの選手に上達の喜びを知ってもらうことだと考えています。

そう。是非とも「上達の喜び」を知ってください。

 

今、インカレクラシックの日、実力通りの、テレインにフィットした走りを見せた4人の名前を選手権クラスメンバー表に自信を持って記入・提出している自分自身の姿を想像し、やる気になっています。

この「やる気」を、皆さんがますますかき立ててくれることを望みます。何卒よろしくお願いします。                       

  【ここまで】

 

この文章を記してから2ヶ月が経ちました。選手たちの課題もより明確に見えてきたように思います。そして、そのことが一層自分をチャレンジングにさせています。

正直、難しさも実感されてきました。自身の枠組みを越える必要があるのは選手たちよりむしろ自分かもしれません。

今後色々な形で皆さんに協力を要請することになるでしょう。よろしくお願いします。


OLT部長のご挨拶


浅野 剛司(21期)

 初めての方も多数いると思うので、初めまして、現部長の浅野剛司です。部長になってもう半年、皆さんから受け継いできたこの部の運営をしっかりしようとさらに気合を入れている時です。

 部長になって半年ということは、もうインカレまでも半年になっているということです。今年は3月の日光インカレでの団体戦7位から大幅に躍進して4位をとろうという目標のもと、東北大出身で現在でもトップエリートである松澤俊行さんをトップコーチに迎え、円井さん、萩谷さん、山田さん、千蔵さんの学生コーチとともに日々努力しています。

 今年度の部の状況は、22期の蔵田がJWOC出場したこと、ショートセレ14人通過(ME13人、WE1)と部全体でレベルアップを着実にしています。やはり、これは4位をとろうという一人一人のやる気が去年よりもあることが大きいと思います。また、松澤コーチの一言一言が部員のやる気をさらに高め、目標に向かって後は自分たちがやるだけという状況は整っています。

 僕自身、団体戦を走れるような力を持っていないとは思っている人間であっても今年は自分自身の目標を持って日々トレーニングをしています。トレーニング量も部全体で去年よりもたくさん走っている人が数多く見られます。現役生で6月に100km以上走った人が6人、50km以上だと13人です。これは例年にないほどみんながトレーニングしていることが数字に現れています。ただ、あまりトレーニングをしない人が部室にいづらくなるような環境になっているのでは?という声もあり、「超競技派」の環境は残しつつも、みんなが楽しめる部活になるように頑張りたいと思っています。

 これからもいろいろと皆さんにお世話になると思いますがよろしくお願いします。


 

幹事会メンバーのご挨拶

 今年度のつばめ会幹事会メンバーである高橋秀行氏(会長)・浅野昭氏(幹事長)・村田達司氏(総務部長)・鰐部行教氏(名簿局長)・長坂俊郎氏(会計)・奥田健史氏(広報部長)・萩谷太郎氏(事務局長)にご挨拶を頂きましたので、掲載いたします。

 


会長 高橋 秀行(2期)

つばめ会の活動をいつも電子メイルで楽しく拝読している。つばめ会会長ということで、活動を活性化するために少しは貢献すべきであるが、未だそれが実現できず歯がゆい思いである。
唯一電子メイルという技術が、皆さんとの間を疎遠にすることのないものにしていることは大変喜ばしい。

さて近況であるが、オリエンテーリングで培ってきた地図を早く正確に読む技術が、最近カーナビに劣ってきたことを痛感してきている。カーナビの明らかに間抜けな指示に辟易するときもあるが、思いもよらないコースを指示されそれが思いのほか近道であることに感心させられる場面によく遭遇する。以前は、助手席ナビゲータなしで目的地に如何に正確に早く着くことができるかを自負していたものとしては、なんともやるせない気持ちである。

最近では、自分の居場所がわかる携帯端末なるものがお目見えしたようであるが、これがゲレンデに持ち込まれたらどうなってしまうかオリエンテーリング競技自体存続が危ぶまれるのではと思うのは私だけであろうか。

とはいえ、今日現在、山中のゲレンデに PHS の電波が届くわけで無くまた、自分の位置が正確に出るほど、将来山中に電波発信の基地局がいっぱいできるとは思えない。さらに、小径や切り株や穴がこの携帯端末の地図に出てくるとは思えない。

ただし、技術は日進月歩進化しており、高をくくるのは危険である。そうはいえ、走れないことには勝てない世界。年相応の体力とはいえ維持していきたいものである。

これからも、私にとって唯一オリエンテーリングとの接点である、つばめ会のますますの発展に期待したい。


 


幹事長 浅野 昭(12期)

つばめ会が現在のスタイルになってから、はや3年が経ちました。5年、10年先まで続いていけるような組織にすることが目標でしたが、いちおうここまでなんとかやってこれました。

なんとなくの出来ごころで始めたつばめ会の名簿づくりからはや7年。わたしがつばめ会にメインで関わるのも、あと1年になってしまいました。(というか、そうなってもらわないと困る)最後の1年はこれまでの活動の総決算のつもりで、つばめ会の土台づくりに取り組みたい、と思っています。
 では、これからのつばめ会もどうぞ、よろしくお願いします。


 


総務部長 村田 達司(12期)

つばめ会はストイックに競技生活を続けている人から、競技は引退してもその縁は大切にして飲み会など行楽企画を立てる人までいろいろ揃っていますし、それぞれ共存していけると信じています。皆さん、特に若い世代の方、各自のスタンスで積極的に活動に参加ください。


 


名簿局長 鰐部 行教(14期)

つばめ会会員のみなさん、ご無沙汰です。今年度もつばめ会名簿局長をつとめる鰐部@14期です。簡単に近況報告ですが、現在、広島県大竹市という東京から約900km離れた水の綺麗な街にて、暮らしています。世界遺産である宮島の原始林を日々眺められ、ちょっと足をのばすと,コーヒーの宣伝でちょっと有名になった錦帯橋があり、桜の時期はとても綺麗なんだそうです。会社では、主に化学プラントの設計をしており、ようやく地元業者からお中元やお歳暮も来るようになり、一人前のエンジニアになりつつあるなと実感しております。

9月には、タイへ出張することになりそうですし、これからは、海外にもよく行くことになる雰囲気です。

また、9月より組合の執行役員(兼任)に推薦されてしまい○○部長という役職に就くようです。 これは、高校の剣道部部長以来12年ぶりの部長就任ということで、本人もいささか緊張しています。2期4年もしくは3期6年という事になり、大竹には、まだまだ長く居ることになりそうです。

今年の総会に出席することは難しそうですが、今年も宜しくお願いいたします。


 


会計 長坂 俊郎(15期)

つばめ会会計をやらせていただいている、平成4年入学の長坂です。

 現在(株)東芝で、次世代LSIの開発を行っています。場所は青梅の片田舎です。オリエンをやるのだったら快適な場所ですが。

 オリエンでは皆様に説明できるようなものは何もありませんが、それでもOLT杯などに顔をだしたりします。気分次第では走ることもあります。ただ年々体力が落ちているのは否めませんね。

 現役時代は、オリエンはさっぱりでしたが夏合宿、工大祭、麻雀など非常に楽しく過ごさせてもらいました。同期とは、いまでも付き合いが続いています。

 かつては昼(オリエン)は駄目でも夜(酒)はいけたのですが、最近はこっちも駄目になってしまいました。

 総会、つばめ会合宿などでお会いすることがありましたらそのときはよろしくお願いします。


 


広報部長 奥田 健史(16期)

  つばめ会会員のみなさん、こんにちは。広報部長の奥田@16期です。つばめ会では会報の編集およびホームページの作成を担当しています。ホームページはおかげさまで多くの方々にご覧頂いているようで、ありがとうございます。また、つばめ会合宿などのイベントではみなさんのおかげで楽しませてもらっています。来年のつばめ会合宿は16期が運営しますので、今度は私がみなさんを楽しませたいと思っています。

 オリエンテーリングのほうでは、修士1年のときはOLTのコーチ、昨年はインカレ実行委員を務めさせて頂きました。学生時代は一度もエリートに出場できず、対外知名度も低かった私にとっては、分不相応な(?)役職でしたが、

非常に良い人生経験になりました。

今でも地域クラブの京葉OLクラブ(今年度OLTコーチの松澤俊行氏も所属)に所属しており、月に1回ぐらいはオリエンテーリングをやっていますが、正直に言うと競技としての関心はかなり薄れてきています。

しかし、OLTを応援する情熱は相変わらずで、OLTのことがいつも気になります。最近の東工大の活躍はOLTの大ファンの私にとっても大変嬉しく思っています。OB・OGにとってオリエンテーリングを競技として楽しむことは難しいかもしれませんが、プロ野球やサッカーのように「サポーター」としてならば気軽に楽しむことができるのではないでしょうか?

 次に、仕事について書いてみます。私は、大学院の経営工学専攻を修了後、第一勧業銀行に就職しました。勤務先は本店で、通勤圏内のため独身寮への入寮を人事部に却下されてしまい、相変わらず柏の実家に住んでいます。

部署名は投資銀行部で、デリバティブや債権流動化(証券化)という分野です。「理系院卒なのになぜ銀行に就職したのか?」と思われるでしょう。しかし、私のいる部署は数学やコンピュータなどいわゆる金融工学を扱っていますので、理系出身者が多いところです。したがって、預金や貸出などの一般的な銀行業務とは良くも悪くもかなり違っています。

  ところで、銀行員と言えば①仕事が忙しい②結婚が早い③勉強すべきことが多い、というイメージがあるようです。

①については部署・人・時期によりますが、やはり当てはまる場合が多くなっています。勤務時間が「セブンイレブン」の人も珍しくありません。幸いなことに、最近の私は銀行員らしくなく(?)人間的な生活を送っています(いつまで続くかわかりませんが)。一般的に、本店より支店のほうが忙しいようです。

②についても支店では今の私の年齢ぐらいで結婚するのが普通になっています。これは支店では女性が多く、イベントも頻繁にあるので、社内結婚が多いためでしょう。本店では残念ながら当てはまりません(笑)。というわけで、当分の間は独身生活が続きそうです。

③については私にも当てはまります。昨年度に受けた試験の数は浪人時代よりも多かったです。研修ではいつも午前2時まで宿題をやっていました。支店の同期によると、研修よりも支店の仕事のほうが大変らしいですが。第一勧銀は興銀・富士銀と統合して「みずほ」になるので、それに備えて(?)自主的に勉強する人もいます。私も資格試験(証券アナリスト)を目指して勉強中です。

  今後の予定ですが、とりあえずは「みずほ」で仕事を続けていくことになりそうです。将来は違う会社に移る(移らされる?)かもしれませんが。まあ、先が見えているよりは面白いかもしれませんね。

 以上、いろいろと書いてきましたが、今後もつばめ会でみなさんと一緒に楽しんでいくつもりです。みなさんにいろいろとご協力をお願いすることもあると思いますが、よろしくお願いいたします。では、つばめ会総会でお会いしましょう。


 


事務局長 萩谷 太郎(19期)

初めての方は、始めまして。そうでない方は、こんにちは。大学院修士1年の萩谷です。

今年度、つばめ会事務局長に就任したので簡単に挨拶させていただきます。

といっても、事務局長という役職はおろか、つばめ会すらよく理解できていない私にはきわめて難しい難題な問題なのです。

それでも、前々任の岸川さんはともかく、前任の當銘さんはきっとすばらしい、私などは辞書を引き引きでないと読めないような挨拶を書いたことと存じます。読んでませんけど。

あっ、こう書くとなんだか岸川さんのことを中傷しているかのように捉えてしまう方が、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。ご存知の通り前々任の岸川さんは「隊長」という不動の役職を持ちながら、事務局長も兼任なさるという偉業を成し得たのですから。同時に2つもの長(おさ)であられたことは、凡人には理解できないほどの気苦労があったことと存じます。とはいっても、何をなさっていたのか存じ上げませんので、あくまで想像の域を逸脱することはできないのですが。

前任の方々の事ばかりに話が行き、私のことを全く言及していませんでしたね。私はというと、普段はまじめでイイ奴ですが、たまに冗談が過ぎます。冗談が過ぎることだけはよく分かっていただいたと思います。

それでは、さようなら。じゃない、よろしくお願いします。


湘南支部とは


佐々木 順(元コーチ)

 

OLT生え抜きでない私がつばめ会の会報に原稿を書かせてもらえて,大変光栄であります.折しも,今年度のコーチが日本を代表するオリエンティアの一人である松澤俊行氏(東北大OB)ということで,OBの皆さんも,彼を中心とするコーチ陣が快くオリエンテーリング活動を出来るようサポートして頂きたいと思う次第です.

 さて,本題はオリエンテーリングとは全く関係ないところ(笑)にあり,最近活動が盛んな湘南支部に関して紹介してくれ,ということで少しばかり書いてみます.

 

つばめ会湘南支部は,東工大OLT卒業生の赴任先として神奈川県,それも湘南地区が多くなってきたこと,また元来湘南地区出身の人も少なからずいたことを背景として,平松宗大郎(14期)・根本農史(15期)両氏が98年に立ち上げました.その後もメンバーは増加し,現在は数ヶ月に1回の頻度で遊び企画を行っています.最近ではオリエンティア以外の参加もあり,バラエティに富んだ顔ぶれとなっています.

主なメンバーとしては上記両氏のほか,渡辺純・村田達司(12期),中川隆義(13期),筒井裕之(14期),木原幸子(15期)各氏といったところです.その他,毎回15期を中心に,湘南地区以外からも多くの参加者がやってきます.もっとも,発起人の平松氏によれば,最近の課題は「いかにして最近のOBを溶け込ませるか」ということに尽きるようですが.

 つばめ会湘南支部では,数多く行われるイベントの記録として,ホームページを作っています.デジカメの普及に伴い,見る楽しみも増えました.このページを見るだけで,メンバーの近況がすぐにわかるようなサイトを目指しています.

 

ホームページアドレスは以下のとおりです.ぜひ遊びに来てください.

http://www3.plala.or.jp/junkun/shonan/

 

おしまい




 

会員の近況報告

今回はクラブ創生期の方々である渡戸満氏(1期)、佐々木宏氏(6期)、小川岳夫氏(7期)に近況報告を書いて頂きましたので、掲載いたします。

 


渡戸 満(1期)

皆さん、はじめまして。渡戸です。このように書いて、「ワタンド」と読みます。

今から20年ほど前、あるオリエンテーリングの大会で現在のつばめ会の会長、高橋さんとお会いし、東工大にもオリエンテーリングのクラブを作ろうということになりました。当時、既に研究室にはいっていた私はほとんどお手伝いらしいことはできませんでしたが、高橋さんやその後クラブに入られた方々のご努力で、競技会ですばらしい成績を残すなど、たいへん活躍をされていると伺い、とてもうれしく思っています。

東工大を出た後、宇宙開発事業団に入り、毛利さんの宇宙実験プロジェクトなどをやりましたが、今は筑波宇宙センターで国際宇宙ステーションに取り付けられる生命科学実験棟の開発を担当しています。普段はつくばにいて、週末ごとに自宅のある茅ヶ崎へ帰るという単身赴任生活を送っています。

肝心のオリエンテーリングですが、東工大を出てから全くといっていいほどやっていません。職場には筑波大学でオリエンテーリングをやっていた永井さん(どなたかご存知の方いらっしゃいますか?)がいますが、私自身は、2、3年前、神奈川県がスポーツイベントのひとつとして平塚総合公園でやっていたスコアOLに娘を連れて出たぐらいです。

なかなか競技会や合宿には出られそうにもありませんが、皆さんと是非お会いしたいと思っておりますので、機会がありましたら、声をかけてください。



佐々木 宏(6期)


6期の佐々木()です。

最近の東工大OLTの活躍を聞いていると私が現役だった頃に比べて隔世の感があります。私の頃は大会に出ても規定時間以内に戻って来れれば「今回はかなり速かったな」といった程度で、もっぱら出ることに意義を求めていました。東工大OLTが成績の面でも組織の面でもしっかりしてきたことについてはうれしく感じるところもある一方で、戸惑いも感じています。私が部長をやっていたときには後23年で部がなくなるのかなと思っていました。部室ができたことが部としての求心力を高めたのかもしれません(と、私がしっかりしていなかったことについては棚に上げておきましょう)。

さて、私の近況ですが、大学を卒業してからはオリエンテーリングはほとんどやっていません。公認大会に1度出た記憶があるだけです。現在やっているスポーツはパラグライダーです。ちょっと前まではアーチェリーもやっていましたが、仕事の関係で練習時間が取れなくなり(練習時間が平日の夕方の場合が多い)中断しています。どちらのスポーツにも共通していえるのは持久力がたいしていらないことです。この年になると走りつづけるスポーツはきついです(というのはうそで本当はスタートとゴール以外は歩いていましたが...)。

パラグライダーをやっていると風のことが非常に気になりだします。これが乗じて、本日(8/28)気象予報士の試験を受けるほどにまでなってしまいました。ところが、結構難しい内容が出たこと(出ることは分かっていたのですが)と私の方の準備がしっかりできていなかった(一夜漬けをするつもりが風邪で寝込んでしまった)ことから散々な結果となってしまいました。

つばめ会への近況報告でありながらオリエンテーリングのことを書けないのは申し訳ありませんでしたが、オリエンテーリングに飽きたらパラグライダーでもやりませんか?いろいろと勉強になることも多いかと思いますよ。


小川 岳夫(7期)

つばめ会の皆様、はじめまして、小川と申します。

近況報告の執筆依頼をお受けしましたが、古文書(?)に名を連ねているような、古会員ですので、まずは簡単な自己紹介をしたいと思います。

1984年に東工大OLC(当時はこう呼びました)に入部し、ほとんど同好会のような雰囲気の中で、活動をしておりました。この「同好会のような」ですが、長津田の一國先生に顧問をお受け頂いていたこと、大学のサークル連合(?)から僅かながらも補助金を支給されていたこと、弱小ながらも東工大代表としてインカレに出場していたことなどから、単なる同好会ではなかったと思うが故の表現です。しかし実態は、部室も無くてグランド横の旧校舎(まるで廃屋でした)で着替え、日々の練習と言っても、構内走り込みor多摩川河川敷での野球or雀荘ミーティング、等々とどう考えても同好会以上の何物でもなかったと思います。そのため活動の目標としては、まずOL大会に参加することが重要であり、入賞することなど夢のまた夢、そんな感じでした。一部の部員に、高校時代のOL経験者、あるいは多少足に覚えのある者がいて、何かの拍子でOL大会にて多少良い成績を上げると、皆が驚きたまげるのが通例(滅多に無いことでしたが)でした。ですから、クラブ活動の中で盛り上がるイベントは、夏合宿での観光、インカレ後の観光、工大祭での鯛焼き等々と、OLとは直接関係のないものばかり。OLの成績は散々たるものでしたが、いや、だからこそ皆が和気藹々と活動を行っておりました。

最近、風の便りで伺いますと、東工大OLTの実力は素晴らしいものだそうですが、先輩たる我々が刻んだ悪行を払拭し、新しいクラブをゼロから作り直されたが故の快挙と、敬服しております。

さて、昔語りが長くなりましたので、簡単に近況報告をしたいと思います。 私は現在、神戸の西外れにあります神戸製鋼所の研究所に勤務しており、素材系事業の計測、システム化等に関する開発業務に携わっております。5年前の阪神淡路大震災で大打撃を受け、その後の産業構造変化に翻弄され続けているこの会社に、卒業以来、転職もせずに居続けていることに、私自身驚いております。そろそろ次を探そうかと思うと、ラグビー部が優勝したりして気を持たせるので困ります(^_^);。私は生まれが関東のため、神戸に住まう義理はあまり無いのですが、神戸の街は綺麗だし、近くに明石海峡大橋もあったりして、観光ネタには困らない点も影響しているかも知れません。これもOLCで大会成績よりも、観光を重視してしまった弊害かも知れません。怖いものです。

一方プライベートですが、今は子供の相手で手一杯の状態です。最近の少子化傾向に逆らい、我が家には3匹の怪獣が生息しております。近頃運動不足で体がなまっているため、昔を思い出して走り込みでもしようかと考えますが、彼らがそれを阻止します。入社以来、欠かさず参加していた六甲全山縦走(西神戸~宝塚までの60km弱の六甲山の縦走大会)も、ここ数年は走力不足で断念中。職場に、地域のOLクラブに参加している者や、マラソンフリークなどが居て、機会ある度に声を掛けられるのですが、なかなか練習再開とはなりません。子供と一緒に走れるようになるのはまだ先ですので、まずは自転車にでも乗せて、行動範囲を広げることが目下の目標となっています。つばめ会会員の中には、子供の話はピンと来ない方も多いと思いますが、自分の自由を拘束する相手(奥さん、旦那さん、子供等)は、直ぐに出現するかも知れませんよ。ご注意、ご注意!

拙文に長らくおつき合い下さって、ありがとうございました。また、つばめ会に何ら貢献しておりません私に、近況報告などする機会を与えて下さった幹事の皆様にも感謝致します。居所の都合で、つばめ会の皆様とお会いする機会もなかなか見つかりませんが、何かのおりに皆様のご活躍を伺えればと思います。皆様のご健勝をお祈り致しまして、ペンを置かせて頂きます。


 

1999年度会計報告

 

ML・ホームページについて

つばめ会会員間の連絡手段の1つとして、つばめ会ML(メーリングリスト)を立ち上げています。大会情報・観戦記、同期会・飲み会の連絡、近況報告など、自由に使ってください。メールアドレスはtsubame@egroups.co.jpです。メーリングリストご不明な点がありましたら、管理者の鰐部行教氏

wanibe@d6.dion.ne.jp)までご連絡ください。このMLに関するホームページ(登録メンバーのみ)

http://www.egroups.co.jp/list/tsubameにもぜひアクセスしてください。

また、つばめ会およびつばめ会湘南支部のホームページが稼動中です。ぜひご覧になってください。

つばめ会のホームページ(作成者:奥田健史(16期))
http://member.nifty.ne.jp/tsubamekai/index.html

Forest Green(つばめ会湘南支部のホームページ)(作成者:佐々木順さん(13期))

http://www3.plala.or.jp/junkun/

東工大OLTのホームページも2つあります。

●東工大OLTのホームページ(作成者:小畑貴之君(19期))

http://home4.highway.ne.jp/teiwau/olt/

●東工大OLT裏ホームページ(作成者:川俣智君(20期))

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/4071/olt/olt.html

 久しぶりにOLの大会へ参加してみたい方は、つばめ会MLまたは奥田までお問い合わせください。

また、以下のホームページをおすすめします。

Orienteering.com

http://www.orienteering.com/index-j.htm

●森を走ろう!

http://www02.so-net.ne.jp/~forest/

 

編集後記


Slope第8号はいかがでしたでしょうか?今年も年1回の発行となってしまい、申し訳ございません。そのぶん、質・量ともに最大限のボリュームを追求してみました。今回の会報は原稿を会員のみなさんに執筆してもらい、私は補足・編集に専念したのが特徴です。

また、クラブ創生期の方々から現役部員まで幅広い世代の原稿を集めました。このことによって、OBOGの方々には現役部員へのサポート活動をもっと理解して頂けるはずですし、現役学生に対しても、つばめ会の活動に関心を抱くきっかけになるのではないでしょうか?

会報の名称についても決定しました。編集責任者である私自身が命名する形になってしまい、恐縮です。投稿も受け付けたかったのですが、時間と分量の制約のため、今回は断念しました。次回はぜひ投稿も受け付けたいと思います。

ちなみに、別紙に「会費納入のお願い」がありますが、つばめ会の活動には会費が必要不可欠です。みなさんが会費を払わなければインカレの応援広告や海外遠征のカンパは出せませんし、この会報も発行できなくなってしまいます。大変お手数をおかけしますが、ぜひご理解・ご協力をお願いいたします。

  ところで、今回のSlopeを読んで「OLTは変わった」と感じる方も多いでしょう。でも、古き良き伝統(?)もしっかりと受け継がれているようです。昔を知る先輩方は今のOLTを、今を知る後輩諸君は昔のOLTを知れば、つばめ会やOLTでの活動がより楽しくなるに違いありません。このSlopeがつばめ会とOLTの今と昔を知るきっかけとなれば幸いです。

 最後になりましたが、Slopeへのご意見・ご感想をお待ちしております。原稿を書いて頂いたみなさん、このSlopeを読んでくださったみなさん、どうもありがとうございました。


 

Slope(つばめ会会報)第8号

編集責任者:奥田 健史

E-Mail:DQL06253@nifty.ne.jp